海外取引所について

こんにちは、ニラ男です。
このページは、“仮想通貨投資を始めて調べていたら、気になる通貨があったけど、日本の取引所に上場していないよ!”と困っている方に向けた記事です。

詳しくなってくると日本の取引所では扱ってない通貨に手を出したくなります。
わたしもそうでした。
日本の取引所では各取引所で投資できる銘柄は多くても20銘柄ほど。しかもローンチしてかなり時間経過している通貨が多く、初期の上昇トレンドに乗れない通貨ばかりです。

これは言い換えると日本の金融庁が投資家保護のために、上場できる銘柄を厳選している証拠でもあります。詐欺が横行する仮想通貨業界では、初心者が痛い目を見て多大な損失を被るケースが後をたたないからです。

現在の日本の取引所に上場している通貨は、一度大きな上昇を迎えてから暴落している通貨が多く、短期的に10〜100倍レベルの上昇を期待できる通貨はほとんどありません。
しかし海外の取引所では、時価総額の低いマイナーな通貨や、トークン発行→初上場の流れに乗れる通貨に投資できることがあります。またIEO(株で言うIPOみたいなもの)への参加も魅力的です。

大きなリスクをとって一攫千金を狙いたい人もいるのは事実なので、今回は筆者の利用した海外の取引所をメインにお話しします。

海外取引所の魅力

筆者が感じる海外取引所も魅力は以下の通りです。
①上場銘柄の多さ
②レバレッジの倍率の高さ
③取引量の多さ
④IEO
⑤ステーキングなど各種サービス


順を追って説明します。
①の取引銘柄の多さについては想像するに容易いかと思います。
とにかく色々な銘柄に投資できます。上場初期から投資できたり、世界的なトレンド銘柄に乗ることができたり、自分の応援したいプロジェクトに出会えたり、とメリット的にはこれだけで利用する価値があると思います。
筆者目線では、長期投資を前提にするならビットコインとイーサリアムを長期保有するのが、最も勝率が高いと考えています。しかし仮想通貨の魅力は何といっても一撃で10〜100倍上昇する銘柄を当てることではないでしょうか?筆者も何度か10倍〜200倍まで当てました。
これは日本の取引所銘柄では有り得ず、海外の取引所でのみ達成しています。
2023年ではAI銘柄やmemecoinの波が来ましたね。これは日本の取引所には上場していない銘柄でした。短期で大きくリスクをとって一撃を狙うなら海外取引所一択です。

②については、デリバティブ取引をするときに日本では信じられないほどのレバレッジをかけられます。
つまり少ない元手で大きな取引ができるわけです。日本の取引所のレバレッジ倍率は、高くても2倍程度です。しかし海外では100倍のレバレッジをかけれることも珍しくありません。もちろんリスクはその分高くなりますが、日本の取引所に比べ、取引に関わる手数料が安い場合も多く、日本と同じ2倍の倍率で運用するとして、日本の取引所で運用するより、手数料の差で利益が大きくなります。
筆者もレバレッジをかけてデリバティブ取引をした経験があります。大きく勝った時もありますが、最終的に数百万単位で負けましたwww。初心者は手を出さない方がいいです。

③取引量が非常に多く、板取引において約定しやすいメリットがあります。つまり自分の買いたい価格、売りたい価格で取引しようと思った際に、日本の取引所に比べ、スピーディーに約定することが多いです。また、取引手数料も日本の取引所に比べ、海外の取引所の方が良心的なところが多いです。

④日本の取引所に比べ、IEOが盛んに行われています。IEOとは株で言うIPOみたいなもので“Initial Exchange Offering”の略です。取引所が、企業・プロジェクトによるトークン発行を通じた資金調達を支援することです。取引所が内容を審査・調査しているため詐欺案件ではない安心感があり、その後取引所に上場するため、トークンの売買ができないというリスクもありません。IEOでは上場前にコインを買うことができます。(※IEOには参加するための条件があります)
IEOに参加し購入できたコインは上場前なので高値掴みすることはなく、IEO銘柄が話題性のあるコインの場合、上場後にたくさん買われて大きな上昇の波に乗ることができます。日本の取引所でも行われていますが、まだ片手で数えられるほどの件数です。海外では日本に比べ高頻度で行われており、上場後の上昇率も比べ物にならないです。
筆者はIEOで多くの利益を得ることができました。基本ほぼ負けなしです。ただし注意点があります。IEOに参加するには、どの海外取引所もまとまった資金を持っていることを前提としていることが多いです。資金がない場合、購入できる量が少なくなりIEOに参加できても恩恵は小さいものとなります。

⑤海外取引所では持っている仮想通貨を一定期間預けるサービスがあり、それで利息をもらうことができます。これをステーキングなどと呼びます。銀行の定期預金みたいなものです。利息をもらうサービスはステーキング以外にもたくさんあり、自分好みのサービスを選ぶことができます。日本でもステーキングサービスを提供している取引所は存在しますが、利息がもらえるサービスに多様性がなく、利率も非常に低いです。海外の取引所では、預ける仮想通貨の種類によっては、かなりぶっ飛んだ利率で運用できます。2020年〜2021年で起きた仮想通貨のバブル相場では、海外取引所に預けておけば、枚数も増えるし一枚あたりの価値も暴騰するし、で多大な利益を生み出しました。

海外取引所利用時の注意点

海外取引所を利用するに当たっては注意点も多いです。
①基本ドル建て
これは大したことはないのですが、日本の取引所を利用していると円換算の目線で動きを見ることに慣れていると思います。海外取引所では基本的にドル建てで表示されます。初めは違和感があるかもしれません。しかしこれについては、チャートで値動きを分析する際(テクニカル分析)、世界的にドルで市場を見ている人が多いので、ドルに慣れておいた方がいいです。そもそも仮想通貨投資をしていくなら、ドルで値動きを見るのは必須スキルだと思います。

②仮想通貨を紛失する可能性
海外の取引所を利用する場合、日本円で入金はできないため、日本の取引所で購入した仮想通貨を海外取引所の自分の口座に送り運用するケースがほとんどです。仮想通貨の送金方法は、初心者に優しいとは言えません。そのため、送金方法を誤ることがあります。仮想通貨の場合、やり方を一つ間違えると二度と戻ってこない場合が多く、これで泣く人も多いです。筆者も一度やってしまいました。
仮想通貨界隈では仮想通貨を紛失することを“ゴックス(GOX)した”と言うことがあります。送金の際は、YouTubeで丁寧に解説してくれている動画があるので、それを見ながら行いましょう。

③出金の停止
海外の取引所では、急に資産が引き出せなくなったり、アカウントが凍結することがあります。原因は様々ですが、海外の取引所は日本の取引所に比べ問い合わせが難しいので、解決に時間がかかる場合が多く、泣き寝入りするハメになるケースもあります。

④日本居住者の利用停止リスク
金融庁は海外の取引所にたびたび警告を出しています。そのため日本居住者へのサービスが急に終わる場合があります。警告を出した取引所は利用しないなどの対策になりますが、取引所によっては事前にアナウンスがあり、サービス終了まで猶予を設けてくれる場合もあります。

⑤確定申告に必要なデータをダウンロードできない場合がある
これは利益確定した年の翌年に確定申告をする際に、非常に困ります。取引所によっては1年以上さかのぼって取引履歴をダウンロードできるところもありますが、直近3ヶ月以内の取引履歴しか閲覧・ダウンロードできないところもあります。海外取引所を利用する際は、取引履歴の確認方法を必ず調べ、必要な対策をしましょう。

海外取引所の紹介

筆者のオススメする仮想通貨取引所は以下のとおりです。

1.Bybit(バイビット)
ドバイに拠点を置く取引所で、筆者も好んで利用しています。
手数料が安く、バランスよく使える取引所だと思います。

メリット
・日本語対応している
・カスタマーサポートもライブチャットで24時間対応
・取扱銘柄が130種類以上
・レバレッジが100倍まで可能
・ステーキングサービスや仮想通貨ローンサービスもある
・IEOが盛ん
・コピートレード機能がある
・新しい通貨がすぐ上場する

デメリット
・金融庁から警告を受けており、日本居住者へのサービスから撤退する可能性がある
・アプリが操作しにくいところがある。チャートが見にくい
2.Kucoin
Kucoinは香港に拠点を置く取引所です。
中国は2021年9月24日に「仮想通貨に関する取引を全面禁止にする」と発表し、市場が暴落したことがありました。しかし2023年6月より香港で仮想通貨取引を解禁することになりました。
この流れはKucoinにとって追い風となるでしょう。

メリット
・日本語対応している
・取扱銘柄数が700種類以上
・取引手数料が安い
・レバレッジが100倍まで可能
・以前にハッキングを受けた際に、全ユーザーに全額保証が行われた
3.MEXC
筆者は利用していませんが、他の取引所とは色合いが違って面白い取引所なので紹介します。
MEXCはマイナーな通貨へも投資してみたい、という人にオススメです。
仮想通貨投資で大きな利益を出すためには、その時の流行に乗る必要がありますが、そのトレンド関連の銘柄をいち早く上場させるのが、MEXCの特徴です。
現状BitcoinやETHでは、ここから10〜100倍の利益を狙うのは難しいです。一攫千金を狙うなら時価総額の低い仮想通貨に手をだす必要があります。トレンドに乗った新しい仮想通貨は金の卵かもしれないわけです。ギャンブル好きにはたまらない取引所ですね。(投資ではなく投機ですが)

メリット
・日本語対応している
・取扱銘柄が1500種類以上
・とにかく新規上場が早い
・125倍のハイレバレッジが可能
・IEOを実施している

デメリット
・取引手数料がBybitやKucoinに比べ高い

他にも筆者はOKXなど複数の海外取引所を利用したことがあります。それらの取引所を記事に書かないのはオススメしていない訳ではありません。
結局のところ、投資したい銘柄が上場していて、取引手数料が最安値の取引を開設すればいいのです。なので人によって開設する取引所は異なるのです。

筆者目線の話になりますが、たくさん開設して思ったことは「複数の取引所で資金管理するのは面倒臭い」ということです。
しかし一方で1箇所だけで管理するのはハッキングや取引所の不祥事なので資金が引き出せなくなるリスクを負うことになるのでオススメしません。

基本的には日本の取引所で時価総額の高い銘柄(BTCやETH)を保有し、リスク許容度の範囲内で日本の取引所に上場していないアルトコインを取引するために海外取引所を利用することをお勧めします。

【番外編】
Binance(バイナンス)
バイナンスはケイマン諸島に登録されている世界最大の取引所です。
仮想通貨投資をしている方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
筆者も利用していました。
仮想通貨の1日の取引量が世界最大で、ここに上場した通貨は軒並み爆上げするほどです。
この記事を書くに当たって、仮想通貨投資をするなら一番オススメしたい取引所でしたが、無登録のまま仮想通貨取引サービスを提供しているとして金融庁から警告を受けていました。
そのため2023年11月30日をもって、日本居住者向けのサービスを終了するとアナウンスがあり、現在ではグローバル版の新規口座開設は残念ながらできません。
しかしバイナンスは日本の取引所のサクラエクスチェンジを買収し日本市場への参入を表明しました。
Binance Japanは2023年夏頃からサービス開始を予定しており、開始時の取扱銘柄数は30銘柄のようです。取扱銘柄や取引手数料を調べつつ、優良であれば筆者も利用していきたいと考えています。

利用までの流れ

  1. 日本の取引所を開設する
  2. 開設した取引所に日本円を入金し仮想通貨を購入する。(XRPなど送金手数料が安い通貨がオススメ)
  3. 海外の取引所を開設する
  4. 日本の取引所で購入した仮想通貨の、海外取引所の自分のウォレットアドレスをコピー
  5. 日本の取引所で出金操作をする。送金先のアドレスを入力するところに、4でコピーしたアドレスを貼り付ける(※この際、送金元と送金先のチェーンが一致するようにする。またタグというものを入力する必要がある仮想通貨も存在するので、その場合は海外取引所の自分のウォレットからコピーして貼り付け)
  6. 海外取引所で着金を確認、運用開始

※注意点
送金の際は、アドレスやチェーンが間違ってないか繰り返し確認すること。万が一のことを考え、一度目の送金は少額で行い、着金を確認してからまとまった額を送金することをオススメします。昨今はマネーロンダリング(資金洗浄)対策としてトラベルルールが導入されています。利用している日本の取引所はそもそも海外取引所への送金に対応しているのか、限度額はあるのか?など調べておきましょう。また利用にあたって、KYC(本人認証)が必要になる場合があります。本人認証にもレベルがあるのですが、一番低いレベルでもいいので済ませておきましょう。

まとめ

・筆者目線で言えば海外取引所はBinance一択だった
・Binanceが日本居住者へのサポートを終了するため、次にオススメするのはBybitやKucoin
・一攫千金を狙い、超マイナーコインに投機したいならMEXC

仮想通貨投資をしているとたまに耳にしますが、海外取引所でトラブルになり資金が引き出せなくなった、という話がでます。海外取引所での資産運用は、そういったリスクとは隣り合わせだということを十分に理解し許容した上で利用しましょう。2022年のFTX破産がいい例です。

しかし一方で、日本の取引所では経験できない爆益を得ることもあります。
自分の運用スタイルに合った取引所をうまく利用できると良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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